病院概要
千葉健生病院は、故奥山順三先生が「金のあるなしでいのちが差別されてはならない」と1947年開院した奥山医院(23床)から「責任をもって患者様の治療が出来る医療設備の整った病院をつくろう。」「いつでもかかれる病院がほしい。」と1976年9月に地域の方々のご協力で、106床の病院として開設しました。
幕張地域で患者、地域住民のいのちと健康を守る、24時間安心してかかることが出来る病院として、入院・外来・救急、在宅医療等の診療にあたる中で、第一線医療に力を注いできました。
病院内外で医療と社会保障について健康友の会、患者会などと協同した活動を地域の中で積極的にすすめています。
名称 | 社会医療法人社団 千葉県勤労者医療協会 千葉健生病院・千葉健生病院付属まくはり診療所 |
---|---|
院長 | 岡田 朝志 |
診療科目 | 内科、消化器科、呼吸器科、循環器科、小児科、リハビリテーション科、救急診療 |
許可病床数 | 90床 |
附属関連施設 | まくはり診療所、健康管理センター(健診)、まくはりの郷、デイケア、訪問看護ステーション、在宅介護支援センター、まくはり生活福祉センター、くるみ保育所、ケアプランセンター |
基準 |
|
施設認定 |
|
届出施設基準 |
基本診療料の施設基準等
特掲診療料の施設基準等
連携医療機関
|
医療設備
一般撮影装置(キャノン DST-100A)
X線を使用する検査としては最も一般的な検査です。
当院では、胸部、腹部、全身の骨撮影の全てをデジタル装置で撮影しています。
小児科から依頼の乳幼児撮影では、専用の機器を使用し、安全に撮影しています。
また、橈骨(前腕)による骨密度検査も行っております。(日立 ALPHYS A)
CRシステム・DRシステム(富士フィルム Console Advance)
イメージングプレートとコンピューター画像処理により、骨部から軟部までの幅広い領域を描出できます。
また、2020年7月には、FPD(FUJIFILM DR CALNEO Smart S77)のDRシステムも導入しました。これにより、患者様への被ばく線量低減、撮影時間短縮に寄与いたします。
鮮明で見やすい画像、自動感度調節機能による常に均一で安定した濃度の画像により、被曝量の低減も期待できます。
DR透視装置
(キャノン Raffine)
主に上部消化管検査、嚥下造影、胃瘻交換時などに適応でき、1台で各診療科の多彩な検査に対応できます。
143㎛の微細な画素ピッチとFPDにより、従来のI.I.システムに比べ、高精細な画像が得られる装置です。
千葉市胃がん検診をはじめとした、上部消化管検査は、年間4200件を超えています。
CT
(キャノン Aquilion Prime SP / i Edition)
令和4年2月にキャノン製 80 列 160 マルチスライスCT 装置を導入しています。
最新のノイズ低減技術が搭載されており、従来に比べて少ない被ばくで高画質な画像を撮影できるため、今まで以上に患者様・受診者様に優しい検査をご提供します。
乳房撮影装置(富士フィルム AMULET S)
マンモグラフィは早期乳がんの発見に威力を発揮します。
当院の装置は、直接変換方式のFPD(画素50㎛)により高分解能な画像を提供することが可能です。乳がん早期発見をサポートするコンピューター乳がん検出支援システム(CAD)も採用しています。また、乳がん検診マンモグラフィを年間1700人程行っています。
検査する技師は、皆、マンモグラフィ認定を取得した女性技師です。
ポータブル撮影装置(回診用X線撮影装置(T-WALKER α)
移動の困難な方の、胸部や腹部のレントゲン撮影を病棟・処置室・救急外来等のベッドサイドにて、撮影する装置です。
2020年10月に新しく、よりコンパクトで機動性の良い装置を導入しました。これにより、災害時・停電時にも撮影は可能になりました。
腹部超音波装置(日立メディコ HI VISON Ascendus等)
高画質化技術やリアルタイム3Dエラスト機能を搭載した装置です。
腹部はもちろん、乳房・甲状腺・頸動脈・その他血管エコーの検査が適応されます。
X線検査と違い、被曝がないので、老若男女問わず検査可能です。
FMD(Flow-mediared dilation)
(ユネクス ユネクスイーエフ38G)
血流依存性血管拡張反応といい、血管内皮機能を評価する検査です。
当院の装置は長軸と短軸の画像が同時に描出できるH型プローブを搭載し、Aモード計測により、高い再現性のある装置です。
その他
画像サーバー(富士フィルム SYNAPSE5)
以前から使用していた画像サーバーを、2020年2月、SYNAPSE5にバージョンアップしました。
当院での画像検査を、この画像サーバーに送って、保管しています。
従来と比べて画像処理・表示スピードが高速化し、医師の診断効率の向上がみとめられます。
また、クライアント端末に閲覧データが残らないので、より高いセキュリティ環境の下、安心して使用できるものです。
三次元画像解析システム(富士フィルム VINCENT)
当院では、CT検査に使っていて、様々な処理により、医師の診断しやすい画像を作っています。
腹部の臓器だけでなく、肺や血管、骨領域など、多岐にわたり処理ができ、画像サーバーでの保存ができます。
3D表示や仮想内視鏡などの表示や計測、臓器描出や体積測定などが可能です。
レポーティングシステム(富士フィルム F-Report)
紙での運用からいち早くレポーティングシステムを導入し、パターン文章・過去レポートからの流用等により、より正確でスピーディーに医師へ報告書を提出できます。施行した検査画像と結びつき、診断に有用です。
上記のSYNAPSE・VINCENT・F-Reportは各々、電子カルテと一緒に一元化して閲覧可能により、診断能力の向上が期待できます。